7日、東京・立川市の都営アパートの1室で、この部屋に住む90代と60代の親子とみられる女性2人が亡くなっているのが見つかりました。
立川市には、2日に2人を最近見かけないという情報が寄せられていて、市は対応が遅くなった経緯について検証することにしています。
7日午後6時すぎ、東京・立川市羽衣町の都営アパートの部屋で、この部屋に住む90代の母親と60代の娘とみられる女性2人が亡くなっているのが見つかりました。
警視庁によりますと、2人は死後数日がたっているとみられ、警視庁は2人が数日前に病死した可能性が高いとみて調べています。
立川市によりますと、アパートの自治会から、最近2人を見かけないうえ自治会費も納入されていないという情報が2日、アパートを管理する東京都住宅供給公社を通じて市に寄せられていたということです。
しかし立川市の担当者が実際に部屋を訪ねて2人が亡くなっているのを確認したのは、7日の午後6時すぎでした。
市は対応が遅くなった経緯について検証することにしています。
立川市では、先月13日、マンションの1室で45歳の母親と障害がある4歳の息子が遺体で見つかり、立川市は孤立死を防ぐための対策を検討しているところでした。
同じ都営アパートの3階に住む70代の女性は「母親のほうが認知症で、娘さんは介護が大変だったようです。もっと事情を知っていれば何か助けてあげることができたかも知れないと思うと、かわいそうです。娘さんは、4日の自治会の清掃に来なかったので、おかしいなと思っていました」と涙ぐみながら話していました。
また、2人と同じ棟に住む60代の男性は「2人は周辺とのつきあいがほとんどなかったので、亡くなったことを全く知りませんでした」と話していました。
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