「2ちゃんねる」サーバー、米や中南米など転々

  • 2012年 03月08日 08時01分
  • 提供元:読売新聞
 覚醒剤の売買を持ちかける書き込みを放置したとして、麻薬特例法違反(あおり、(そそのか)し)のほう助容疑で関係先が警視庁の捜索を受けたインターネット掲示板「2ちゃんねる」のサーバーコンピューターが、米国や中南米を転々と移されていたことが警視庁の捜査でわかった。
 国内にいる管理者らが管理責任を免れるためにサーバーを移転させた可能性があるとみており、今後、管理者らを特定して刑事責任を追及したい考えだ。
 2ちゃんねるは1999年に西村博之氏(35)が開設。2009年にシンガポール企業に譲渡された。
 掲示板には、薬物の売買に関する書き込みのほか、犯行予告や個人を中傷する内容もあり、警察当局は何度も書き込みの削除などを要請してきたが応じず、管理者や削除を担当する責任者も不明だった。
 このため、同庁が海外の捜査当局とも情報交換して捜査を進めたところ、サーバーは10年の時点で米ネバダ州に置かれていたことが確認された。その後、中南米に移され、さらに別の国を介して再び米国に戻されたとの情報があり、同庁で確認を進めている。

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