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2012年3月7日5時5分

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「はやぶさ」粒子に被災地名、幻に 海外から異論、断念

写真:豪州ではやぶさのカプセルを回収した中村智樹教授(右から2人目)=本人提供拡大豪州ではやぶさのカプセルを回収した中村智樹教授(右から2人目)=本人提供

写真:中村智樹教授が一時、「イシノマキ」と名付けたイトカワの微粒子=電子顕微鏡で撮影、本人提供拡大中村智樹教授が一時、「イシノマキ」と名付けたイトカワの微粒子=電子顕微鏡で撮影、本人提供

 イシノマキ、オナガワ、ケセンヌマ――。宇宙を7年間飛行し、苦難を乗り越えて一昨年、地球に帰還した探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星の微粒子に、一時期、東日本大震災の被災地の地名が付けられていた。「分かりにくい」と海外から指摘があり論文になる直前に差し替えたため、幻の名前となった。

 分析の責任者だった東北大の中村智樹教授(惑星科学)が、15日に仙台市で開かれるシンポジウムで明らかにする。

 中村教授は、小惑星イトカワの岩石サンプルの分析を担当。豪州で回収され、神奈川県相模原市の宇宙機構に運ばれたカプセルを開封した。カプセルからは多数の微粒子が見つかった。

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