

11月1日 オーケストラ、パシフィック・シンフォニーとのリハーサル。コンサートマスターと入念な打ち合わせをする西本さん。遂にアメリカツアーの始動です!リハーサルはまず、チャイコフスキーの交響曲第5番。アメリカでは人気の曲、オケと西本さんの調整が始まります。


急遽用意されたスミ・ジョーのアンコール曲。難しい技巧が要求されるモーツァルトの「きらきら星変奏曲」。コンサートマスターとのリハーサルが続きます。この他にも今回は韓国の民謡、“Soft Breeze”も用意されました。フルートとハープと共演の美しい旋律が特徴的でした。


LA TIMESやOC Registerをはじめ現地の媒体に広告や記事がたくさん掲示されました。


11月2日 遂に公演初日を迎えたアメリカツアー。ライトアップされたロイスホールの概観。


舞台袖からのロイスホールのステージ。静寂に包まれたホール内。数時間後には熱狂の波がホールを覆いつくしました。


初日の公演は、スミ・ジョーの登場から2部のシンフォニーの終了まで拍手と歓声が止まない公演になりました。 スミ・ジョーの圧倒的な歌唱力、そして西本さんの熱のこもったタクトが会場全体を魅了しました。


ツアーの間には地元のコーラスグループ向けに「第九」の講演会も行われました。第九とはどのような曲なのか、時代背景、歌詞の意味、言葉の意味など細部にまでわたった講演は思わず一緒に歌いたくなるくらい、引き込まれるものがありました。


公演2日目のオレンジカウンティ・パフォーミングアーツ・センター。 パシフィック・シンフォニーの本拠地でもあるこのホールはまだ新しく、大きなホールです。


オフステージでもいつもオシャレなスミさん。毎日のファッションチェックがスタッフの密かな楽しみでもありました。


開場前に舞台をチェックする西本さん。 入念なチェックを欠かしません。


『こうもり』より「田舎娘を演じる時には」。 コケティッシュな演技を交えたスミ・ジョーのアリアに会場中が笑顔になります。


カーネギーホール公演前に行われたプレスカンファレンスで数多くのメディアからの取材を受ける西本さんとスミさん。 多くの注目を集めた今回のアメリカツアー。ツアーに懸ける思い、お互いの音楽観などを語ってくれました。


音楽活動を通して日韓の交流を深めた功績を讃え、 「Cultural Pioneer Award」が授与されました。


今回のカーネギーホール公演は、NY Timesでも公演が告知されました。 写真はNY TimesのHPに掲載された公演のバナー。


ウェブと連動して掲載されたNY Times紙面内の広告です。


ニューヨーク、カーネギーホール。 世界中の音楽家が憧れる、伝統と歴史が息づくコンサートホールです。 この舞台が、今回のアメリカツアーの最終地。


カーネギーホールの「マエストロ・スイート」 今日は西本さんのために用意されています。 楽屋の中には同じ楽屋を使った巨匠たちの写真とサインがたくさん飾られています。 改めて、どれほどの歴史を持った舞台なのかを実感せずには居られませんでした。


コンサート当日はプレイビルという名のカーネギー特製のプログラムが来場者に配布されます。右に写っているのはこちらもカーネギー特製のチケットです。


スミ・ジョーの『椿姫』のアリア。 まるで、オペラ1曲全てを見たかのような感情がこみあげてきます。 第3幕のアリアでは病床で嘆くヴィオレッタを見事に歌い上げ、会場全体をオペラの世界に誘いました。涙を浮かべて舞台袖に戻ってきた西本さんとスミさん。 「このアリアを歌うと、涙が自然とこぼれてきて自分をセーブするのが大変なの」とスミ・ジョー。


第2部はチャイコフスキーの交響曲第5番。 カーネギーホールの杮落しを指揮したのはチャイコフスキー。そして交響曲第5番はまさに当時のチャイコフスキーが取り組んでいた作品と言われています。いつもとは違う迫力を感じた西本さんのシンフォニー。 スタンディング・オベーションが会場を包み込みました。 鳴りやまない拍手と「ブラヴォー」の嵐。今回のツアーの成功を象徴し た瞬間です。


カーネギーホール正面の公演ポスターの前で。 公演終了後には多くのアーティストも出席のレセプション・パーティーが行われました。 大成功のアメリカツアー。デビューとは思えないほどの大喝采の中、終了しました。



メキシカン・ファースト・フード店での一幕。 7ドルほどのサラダ。量をあまり考えずにオーダーしたところ、 ゆうに3人前をこえるプレートが。 完食するのにお昼休み丸々使いきりました。


カリフォルニアの2公演で活躍したバンの後ろ姿。PRにアーティスト送迎に大車輪の活躍でした。走行距離だけみると大阪東京間約3往復していたようです。


10月31日 街はハロウィン一色。 日本でももう少し盛んに取り入れてみても楽しいのでは、と思うくらいにぎやかです。


車で移動中に見えてきた、カリフォルニアのビーチ。 心地よい風に心癒されました。


滞在中にニューヨーク・シティ・マラソンがありました。参加人数はざっと4万5千人。世界中からランナーが集結したようです。セントラルパークの南側から撮影しました。


今回アーティストが宿泊したニューヨークのホテルは オードリー・ヘップバーンをはじめビートルズ、 プレスリーなど名立たる世界的アーティストが定宿とされていたホテルでした。ロビーにはそんなVIP達の写真が所狭しと飾られていました。


仕事終わりの息抜きはポップコーンとブルックリン・ラガーで。


ニューヨーク、マンハッタンの夜景。 この街で仕事が出来る喜びを実感し、無条件に気持ちが高揚した瞬間でした。
半年以上にも渡ったこのプロジェクト。
スタッフにとっても実りある経験となりました。
ご来場、応援いただいた皆様ありがとうございました!

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