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【大リーグ】イチローお目覚め“猛打賞” 川崎と初共演で相乗効果2012年3月8日 紙面から 【ピオリア(米アリゾナ州)穐村賢】価値観を共有しあう者同士がメジャーで初“そろい踏み”−。マリナーズは6日、オープン戦でレッズと対戦。イチロー外野手(38)は3番右翼で先発出場し、3打数3安打2打点。川崎宗則内野手(30)も2番二塁で先発出場し、2打数1安打1四球で、それぞれ6回の守備から退いた。2人は前日(5日)は“すれ違い”も、この日は試合前の練習から常に同じ組。イチローが「野球の話をきっちりできる」と川崎の存在を認めれば、川崎も「今日は僕の記念日」と“憧れの人”と同時出場を果たした記念の1日を存分に楽しんだ。 これぞ3番の仕事。ムネリン(川崎)との初共演で本領発揮だ。2試合無安打の続いていたイチローにようやく「H」のランプがともった。 1回の第1打席、左翼前にフラフラと上がった打球は、左翼手が太陽の光でボールを見失ったこともあり、左前へのポテンヒットとなった。 オープン戦初安打の直後には初打点もマークする。3回無死満塁の場面では、内角球にやや差し込まれながらもうまくさばいて三遊間を抜く適時打。こうなるともう誰もイチローを止められない。2死一、三塁で迎えた4回の第3打席でも初球を右前にはじき返し、この日2本目となる適時打を放った。 打順が変わろうとも自身の打撃が変わることはない。新打順3番に入ることで打点への意識を問われたイチローは「僕であることは変えられない。3番だからってホームランが増えるわけでもないし。(首脳陣も)それを分かったうえで、そこ(3番)にしてるわけだから。やれることは変わらない」と以前と変わらぬ姿勢を貫く。 この日の2打点を見守ったウェッジ監督も「イチローのアプローチはこれまでと変わらない。3番でも大丈夫」と太鼓判を押した。 川崎の加入も大きなプラスとなっている。この日、マリナーズでの初共演となった川崎について「ダッグアウトで野球の話をきっちりできるのは、次へつながっていく感じがする。情報を共有して何かを生み出す。日本でやっていると当たり前のことだけど、こっちで日本人が一人でやるときはそれがない。忘れていたものですね」と一緒にプレーすることの相乗効果を口にした。 PR情報
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