松山市の市立中学校の男性教諭(51)が教え子の女子生徒にわいせつ行為をし、母親と不適切な関係にあった問題で、学校側は7日、「体は触ったが、わいせつ行為とは認識していない」との見解を示した。母親と生徒は同日、「手のひらを返したような対応で考えられない」と憤っている。近くわいせつ行為について警察署に被害届を出す方針。
学校によると、2月上旬、生徒から「教諭の車の中で頭や背中、腰、太ももを触られた」と相談があり、教諭を問いただすと「背中をさするなどした。わいせつな気持ちはなかったが、そう取られるならその通り」と説明を受けたという。校長や教頭は「警察ではないので、それ以上は聞きません」と教諭に伝え、詳細は聞かなかったとしている。
教諭は6日の愛媛新聞社の取材に「進路などで女子生徒が悩んでおり、励まそうと横になった生徒の頭や背中、腰をなでた。太ももも触ったかもしれない。腰や太ももは(生徒が)よく家事をしていたので凝っていると思った」と話していた。