助成金詐取容疑、愛知の３人逮捕　

　厚生労働省の企業支援制度を悪用し助成金をだましとったとして、愛知県警捜査４課などは７日、詐欺の疑いで、愛知県瀬戸市の生コンクリート製造販売「ヘキサプラント」の元社長立浦宏容疑者（５２）＝瀬戸市台六町＝ら３人を逮捕、送検した、と発表した。

　ほかに逮捕されたのは、経理担当の取締役野田和代（５０）＝愛知県長久手市前熊、無職加藤孝子（５７）＝同県尾張旭市南栄町＝の両容疑者。

　逮捕容疑では、３人は２００９年１２月〜１０年９月、経営難の企業に支給される「中小企業緊急雇用安定助成金」制度を悪用しようと、経営が悪化したなどとする偽の申請書を愛知労働局（名古屋市）に提出。８回にわたり、計約６５０万円をだまし取ったとされる。

　３人とも容疑を否認している。取締本部は、だまし取った金が暴力団の資金源になったとみている。

（中日新聞）