７日午後４時半ごろ、長崎市の長崎北郵便局の窓口カウンターに手提げバッグが置かれているのを局員が見つけた。 不審物として通報を受けた警察と郵便局の局員が中を確認したところ、新聞紙に包まれた現金１０００万円が入っていた。 お札はすべて一万円札だった。 バッグの中には手紙も入っていて、「東北の方に使ってください」と書かれていたが、名前はなかった。

先月、諫早市で道路脇に倒れていたお年寄りを見つけ救助した小学生らに７日、警察から感謝状が贈呈された。 感謝状が贈られたのは諫早市の本野小学校に通う２年生から６年生までの児童ら合わせて１０人。 児童らは先月６日の午前７時半頃、集団登校していたところ、意識を失って道路脇の畑に倒れていた９０歳の男性を発見。 手分けして周囲に知らせに行き、近所の人が１１９番通報した。 男性は病院に搬送され一命を取りとめた。 命の危険があった男性を救助したことを受けて、諫早警察署は児童らに感謝状と記念品を贈呈した。 小学生への感謝状の贈呈は長崎県内でも珍しく、諫早警察署では過去５年間で初めて。

長崎大学の一般入試前期日程の合格発表が７日行われた。 朝、長崎大学キャンパスには不安と期待が交錯した。 合格者の受験番号が張り出されると、歓声が上がり、親や友人と抱き合って喜ぶ受験生の姿が見られた。 合格したのは８つの学部であわせて１０６３人で、競争率は平均で２．５倍、最も高かったのは水産学部の５．７倍だった。 合格した受験生は、先輩らの祝福を受けながら大学生になる喜びをかみしめていた。 後期日程の合格発表は今月２１日。

７日午前４時ごろ、長崎市昭和町のスーパーで、積み荷を降ろしていた４トントラックから火が出ているとトラックの運転手から消防に通報があった。 消防車両５台がかけつけ、火はおよそ１時間半後に消し止められたが、この火災でトラック１台が全焼し、荷台に積んであった生鮮食品や日用品などが焼けた。 けが人はいなかった。 警察の調べによると、トラックの男性運転手は「焦げ臭いにおいがしたと思ったら、エンジンルーム付近から火が出て一気に燃え上がった」などと話している。 警察で詳しい原因などを調べている。

自民党の県議が、議会で別の会派を冒とくしたなどとして、県議会に設置された懲罰委員会の初めての委員会が６日開かれた。 この問題は、自民党県民会議の加藤寛治議員が、先月の議会で「主義・主張の違う会派同士が組むことは、県民を裏切る背信行為だ」などと発言したもの。 これに対して民主系と別の自民系で作る連立会派は、議会を冒とくする発言だとして加藤議員に対する懲罰動議を出し、賛成多数で４１年ぶりに懲罰特別委員会が設置された。 委員会では、加藤議員に発言訂正の機会を与えたものの応じなかったことから、懲罰はやむなしとの意見が多数を占め、加藤議員に懲罰を科すことを決めた。 委員会は７日夜も開かれ、どのような懲罰を科すのか審査する方針。

長崎県内６５の公立高校で７日から入学試験が始まり、およそ９２００人が試験に挑んでいる。 このうち１．３倍の倍率となっている長崎市の中高一貫校、長崎東高校では、参考書などを手にした受験生たちが緊張した面持ちで試験会場に向かっていた。 今年度、長崎県内の公立高校では全日制と定時制、合わせて６５の高校で募集が行われており、およそ９２００人が試験に挑んでいる。 全日制の平均志願倍率は１．１倍で、長崎工業の情報技術学科が最高の２．７倍。 ７日は国語、英語、理科、８日は社会と数学の試験が行われることになっており、合格発表は今月１６日。