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災害時に情報送るスマホアプリ開発

3月7日 23時2分

災害時に情報送るスマホアプリ開発
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災害が起き、電話が通じなくなった場合でも、家族や知人に声や写真、現在地の地図などの情報を、スマートフォンのメールで一度に送ることができる、アプリと呼ばれるソフトが開発されました。

「災害119」と名付けられた、スマートフォン用のアプリは、東日本大震災の際に携帯電話がつながりにくくなったことを受けて、東京・渋谷区の情報通信の企業が開発しました。
このアプリは、スマートフォンを使い慣れていないお年寄りや、小さな子どもでも使うことができるよう、プログラムを立ち上げ、「開始」のボタンを押すと、音声でガイダンスが始まります。
ガイダンスに従って操作をすると、事前に登録してある家族や友人に、録音された声と写真、「身動きがとれない」などの今の状況を表す文章、さらに現在地を示す地図がメールで一度に送信されます。
また、災害が起きたときに家族や友人などと連絡が取れなくなったときには、相手の居場所を自動的に探して、メールを受信する機能も付いています。
このアプリは、特定の機種のスマートフォンで利用でき、無料だということです。
アプリを開発した企業は、「災害が起こって連絡が取れなくなったときのことを家族で話し合い、このアプリを少しでも役立ててほしい」と話していました。