【福岡】五穀豊穣を願い・住吉神社で「御田祭」

03/07 16:49 更新

福岡市の住吉神社で今年1年の五穀豊穣を祈願する「御田祭」が行われました。「御田祭」は、米・麦・粟・豆・きびの豊かな実りを祈る神事で室町時代から続くと言われています。神職が祝詞を奏上した後、境内に作られた苗床「御田」に籾をまいていきます。籾は伊勢神宮から譲り受けたお米「イセヒカリ」。伊勢湾台風で生き残ったコシヒカリを品種改良したものです。雨風にも強いのが特徴とされており神職によって直接「御田」に蒔かれていきました。育った苗は、6月の「お田植え行事」で神田に植えられることになっています。境内では那珂川町に伝わる無形文化財「岩戸神楽」も奉納され、参列した人たちは1年の豊作を祈っていました。