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酒田の清水屋、営業継続へ マリーン5、中合から継承

中合からマリーン5に営業が引き継がれる酒田市の清水屋

 百貨店の中合(福島市)が売り上げ低迷のため2月末で閉店する山形県酒田市の清水屋店について、建物を所有するマリーン5(酒田市)の成沢五一社長は28日、中合から営業を引き継ぎ、3月に百貨店「マリーン5清水屋」をリニューアルオープンさせると発表した。中合の社員の大半を再雇用するなどして、約250人の従業員体制を維持する。
 成沢社長によると、23日に中合と営業譲渡契約を結び、中合が直営する服飾メーカーなどの専門店約60店舗のほぼすべてと営業継続で合意。マリーン5と直接テナント契約を結ぶ23店舗中、廃業の1店舗を除く22店舗も継続する。5月には大規模書店を迎える計画。
 中合の社員80人のうち、配転を望まない地元出身者ら73人をマリーン5が引き受け、販売事業のてこ入れのために17人を新たに採用する。メーカー直営店やテナントの従業員らと合わせ、ほぼ従来と同じ254人が働く。
 酒田市内で記者会見した成沢社長は「庄内で唯一の百貨店を守る。服飾、食料品などで、百貨店ならではのブランド展開に力を入れ、郊外店に対抗したい」と語った。
 店舗は29日の閉店後、3月4日まで全館休業し、5日に新しい百貨店として事実上営業を始める。レストラン開業などと合わせ23日に本格オープンする。


2012年02月29日水曜日


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