『サルベージ・マイス』は美月さんにとって初めてのアクション映画、広島で約2週間撮影してみていかがでした?
複雑なお話ではなくて、みせていく映画だと思います。アクション映画ってそうなんだなって。
確かにアクション映画って、見て格好いいとか、爽快だとかが、大事ですもんね。アクションはかなり練習しました?
1カ月ぐらいです。ほぼ毎日のようにやってました。
どんな特訓を?
最初は、私がどのぐらいできるかを見てくださっていたんですけど、共演した長野じゅりあちゃんが、空手バリバリで、私は前にダンスをやっていたとか、クラシックバレエをお仕事で少し練習したことがあるということを、生かしていただいたアクションというか。
ダンスを生かしたアクション?
かたちというよりは、スピードですかね。クルクル回転するのが、ダンスをやっていたおかげで速かったりするので。
なるほど。練習の時から、実際に演じるシーンのアクションをやっていたんですか?
練習の後半ではそうでしたね。前半は、台本がまだ出来上がっていなかったこともあって、こういうアクションがあるだろうという想定で、女性の先生についていただいて練習してました。
長野さんはベースが空手で、美月さんのアクションのベースは何になるんですか? それこそダンス?
私は、基本は、よけたり、受けたりが多いんですよね。スピード重視でした。空手にそういう(クルクルと回転したりする)スピードとかはなくて、私はそれをやったりですね。
ケガはなく?
私は大丈夫でした。でも一歩間違えばケガをするので、やっぱり大変だなと思いました。撮影現場では、人数が足りなければ、広島の地元の方々も呼んでアクションをしていたので、そうするとまた、それぞれに呼吸が違うので、ぶつかることがあるんですよね。
よく乗り切りましたね。
かなり集中してやりました。瞬時に集中力を上げるのは、この作品で一番やった気がします。「よ~い、スタート!」で、いきなりガッとアクションシーンがくるので、一気にテンションを持っていかないといけないんですよね。空き時間はぼ~っとしてても、始まる時には上げておかないと、ワンテンポでも遅れると、がっつり当たっ
てしまうので。
怖っ。
アクションをする方々も、当てないようにはしてくださってるんですけどね。でも、面白かったですよ、初めてのアクションは。
ガッとテンションを上げるのは大変ですか?
いや、上げるのはまだ楽なんですけど、下げるのが大変なんです。 パッ、パッ、パッ、パッと動きが激しいので、自分の中で、いろんな血管が切れてるような感覚で(笑)。それを「カット」が掛かった瞬間に、シューって下げるまでに時間が掛かるんです。延々とこう、ガーッと燃えてる感じがあるんです。だから宿泊場所まで戻るの
が大変で、寝るまでにも若干時間が掛かりました。
そういう状態になるものなんですね。
じゅりあちゃんとのアクションでも、結構ぶつかっちゃったりすることはありました。じゅりあちゃんはもう本格的ですよね。私は経験がない分、何とか、みせるアクションをしようとする。それで、現場で2人で合わせてみると、腰に足が当たっちゃったり、じゅりあちゃんの手が当たったり(笑)。
うわ、大変だ。本番前に一緒に合わせてはいないんですね?
一応はやるんですけど、基本的には別々に練習をしてきて、現場でバッとやるという感じですね。でも、なかなかない経験だったので楽しかったです。
※映画『サルベージ・マイス』は10月22日から広島で先行公開中。