大邱市のある大学病院は昨年、脳出血で入院した40代の患者に対し、30日間で24回もCT(コンピューター断層撮影)を撮った。撮影費用は1回6万6020ウォン(約4700円)、24回で160万ウォン(約11万4500円)ほどになる。韓国健康保険審査評価院は、30日間で特に症状の変化がなかったにもかかわらず、毎日のようにCTを撮影したことは過剰診療だと判定した。
病院間の競争が激化するにつれ、患者の負担を重くする過剰診療が急増している。
本紙が6日に入手した健康保険審査評価院の資料によると、病院に対する過剰診療判定の件数は、2007年の1164万件から08年が1789万件、10年が1874万件と、毎年大幅に増加した。3年間の増加率は約60%に達する。
過剰診療の金額も、07年の1678億ウォン(約120億円)から10年には1965億ウォン(約141億円)に拡大。昨年は上半期だけで1062億ウォン(約76億円)に達した。
過剰診療が増えるにつれ、患者の不満も高まっている。統計庁報告書の医療に対する不満調査結果を見ると、高い医療費、不十分な治療効果などは横ばいだったのに対し、過剰診療への不満を挙げた割合は03年の10.7%から10年は25.5%に拡大した。