東北大・佐久間、首位打者争い現在トップ 仙台六大学野球

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仙台六大学野球秋季リーグで、東北大4年の佐久間啓太が首位打者争いのトップに立っている。タイトルを獲得すれば、東北大では1995年秋季の池田悟以来だが、「まずはチームの勝利」。残り2節、気負いはない。 ここまでの全7試合にフル出場し、20打数9安打で打率4割5分をマークする。規定打席到達者では、4割3分8厘で2位の東北福祉大・三田俊輔をわずかに上回る。 好調の要因は打撃フォームの改造。スタンスの幅やバットの位置などを試行錯誤した末、来る球を素直に待つ構えにたどり着いた。「3年までの打率は2割台前半がやっと。フォームを変えた今春から、速球にも対応でき、狙い球を打ち返せるようになった」と話す。 捕手としてのリードにも好影響が出た。17日の仙台大戦では内角を攻める強気のリードで3投手を支え、被安打3の無失点勝利を導いた。 奥村修監督は「もともと力はあったが、攻守両面でしぶとさが出てきた」とたたえる。 第50回選抜高校野球大会で、群馬・前橋高の松本稔投手が完全試合を成し遂げた時の一塁手だった父、秀人さん(50)の影響で小学2年生から野球に励んだ。父と同じ前橋高を経て東北大に入学、1年秋から正捕手の座に就いた。 春季も開幕4試合目まで4割5分5厘と高打率だったが、タイトルを意識してしまい、翌節から6試合で2安打と絶不調に陥ったという。「(首位打者を)狙うことはない。チームのためにできることをやって結果として取れたら十分」と語る。 東北大は10月1日からの第6節で東北工大と、8日からの最終節は宮城教育大と対戦する。(大友利幸)

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