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【格闘技】

土屋無敗12連続KO 「もっと骨のある相手とやりたい」

2012年3月7日 紙面から

1回、土屋修平(右)の右アッパーがサワット・ウォースラポンを捉え、KO勝ちを奪う=後楽園ホールで

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◇日本ライト級ノンタイトル<6回戦>

 土屋が連続KO記録更新! デビューから無傷の11連続KO勝ちを続けている日本ライト級8位の土屋修平(25)=角海老宝石=が6日、東京・後楽園ホールでサワット・ウォースラポン(30)=タイ=とノンタイトル6回戦(契約体重62キロ)を行い、1回1分42秒でKO勝ちを収め、連続KO勝利記録を12とした。

 初回のゴングと同時にめった打ちだ。土屋はヘビににらまれたカエルのように後ずさりをするサワットを果敢に攻めた。右アッパーから連打で仕留めると、最後はお決まりのバック宙でかっこよく締めた。「きょうは何でも良く当たった。次はそろそろ、日本の上位ランカーか東洋ランカーとやりたい。もっと骨のある相手とね」。KOプリンスはニヤリと笑った。

 キックボクシング界から華麗なる転身。2009年7月にデビューすると、規格外の強さでKO街道をまっしぐら。翌年の新人王戦では、東日本、全日本ともに大会MVPを獲得。昨年8月10日の福原寛人戦では、やや苦戦しながら9回TKO勝ちを収め、連続KOを11と伸ばした。しかし、ここで落とし穴が。強打者の宿命と言うべきか。左拳を骨折し、戦列離脱。この日の試合は、それ以来の復帰戦だった。

 連続KOの日本記録は、浜田剛史と渡部あきのりが持つ15。記録更新も時間の問題と思われる勢いを感じさせるが「KOは意識するけど、連続記録に興味はない」と土屋。可能性は無限大。その視線の先は、「世界」を見据えている。(竹下陽二)

 

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