城南戦で開幕ゴールを狙うグランパスのFW永井=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで
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名古屋グランパスのFW永井謙佑(23)が6日、今季初の公式戦となるACL1次リーグ初戦の城南戦(7日・瑞穂陸上競技場)での得点奪取へ意気込んだ。昨年のACLでは同じ韓国のFCソウルを相手に2試合2ゴールと大暴れ。“韓国キラー”のゴールがアジア制覇への口火を切る。
同じグループで最強のライバルと目される城南をホームで迎え撃つグランパス。負けられない一戦に左足首痛を抱えるFW玉田の先発出場は不透明だが、その分、期待がかかるのが5日に23歳の誕生日を迎えた点取り屋だ。「攻撃陣が点を取り、勝ち点3を取りたい」と永井は必勝を誓った。
昨年のACL、特にFCソウルとの2試合でのパフォーマンスは圧巻だった。4月6日の瑞穂では相手ディフェンスのミスを見逃さずボールを奪い、30メートル以上独走してループシュートを決めた。アウェーでの試合でもバックパスをカットしてゴールへ流し込んだ。スピードスターらしい2得点を決めた。
あれから1年。同じ韓国の城南戦を、永井はポジティブな気持ちで迎えている。「(韓国のチームは)ルーズになる傾向がある。そこを狙っていきたい」。一般的に韓国は選手個々のフィジカルに優れている一方で、Jリーグほど組織的なサッカーを仕掛けてはこない。わずかな連係ミスやマークのズレ、永井が狙うのは「そこ」だ。
プロ2年目の今季、永井のテーマはルーキーイヤーでは果たせなかったレギュラーどり。「今年は五輪もある。グランパスでは試合が少なくなるかもしれない。一試合一試合、しっかり準備して臨みます」。永井の“開幕ゴール”がチームを勢いに乗せる。 (木村尚公)
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