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【プロ野球】由伸が意地の1号 巨人の貧打も止めた2012年3月7日 紙面から
◆オープン戦 巨人5−1広島意地のアーチだ。村田、ボウカーらが加わった巨人自慢の新打線は前の試合まで23イニング連続無得点。昨年の悪夢がよぎる貧打の呪縛を振り払ったのは、4試合ぶりにスタメン復帰した高橋由だった。 0−0で迎えた3回だ。昨季13勝を挙げた広島先発バリントンの直球を巧みにバットに乗せて逆方向へ。自身オープン戦初安打は先制の1号ソロとなって、左翼席に吸い込まれた。「風にもバットにもうまく乗ったと思う。結果はあった方が良いから良かったですね」。待望の一打にもベテランらしく、淡々と自らの打撃を振り返った。 今季、横浜(現DeNA)から村田がフリーエージェント(FA)移籍。同じ左打ち外野手の新外国人・ボウカーも加わった。毎年のように繰り返される大補強に加え、今季は原監督が若手の大田や松本哲にチャンスを与える方針を打ち出してきた。生え抜きの天才も4月で37歳。年々厳しくなっている立場は自覚しているが、このまま終わるつもりはさらさらない。宮崎キャンプ初日。恒例の必勝祈願で絵馬に記した文字は「志操堅固(しそうけんご)」だった。意味は「物事をしようという意志が固いこと。環境などに左右されず、志を守って変えないこと」。次々に送り込まれる刺客に惑わされず、自身のバットを信じる覚悟を決めている。 指揮官もこの日の活躍には「彼はしっかりと仕上げてくれるでしょう」と短い言葉で賛辞を贈った。開幕オーダーが固まるのは今月17〜20日前後。揺るがぬ自信と天才的な打撃技術を武器に、必ず定位置を奪い返す。(臼杵秀之) PR情報
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