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県警の警察官5人が1日付で、東日本大震災の被災地にある岩手県警宮古署へ特別出向する。那覇市泉崎の県警本部で31日、歓送会があり、出発を前に多くの関係者が激励した。期間は2013年の3月末までの1年2カ月間。
警察庁が昨年、被災地3県警へ警察官計750人の増員を決定したことに伴うもの。
宮古署へ出向するのは、屋良朝南(ちょうなん)(33)、当銘清仁(34)の両巡査部長、平良靖巡査長(28)、喜友名隼幹(はやき)(33)、屋比久守彦(23)の両巡査。5人は、交番勤務などで、被災地域のパトロールや仮設住宅への訪問、信号機が倒壊したままの交差点での交通整理などに当たる。
当銘巡査部長は「被災地だからこそ安心できるよう、事件・事故のない地域を目指して活動したい」と決意。平良巡査長は「被災地の経験を今後に生かせるように、しっかり職務に当たりたい」。屋良巡査部長は「被災者の心に寄り添った活動が重要」と意気込みを語った。