東京電力が大口契約者の電気料金を四月から値上げすることについて、川口商工会議所は「責任転嫁で納得できない」として、今月中に不払い運動を展開する方針を決めた。
児玉洋介会頭は本紙の取材に「血のにじむような努力をしても払うべきものは払うが、福島第一原発の事故は人災で、東電と国の責任。そのつけを押し付けられるのは納得できない」と話した。
同商議所は値上げ分を別途請求するよう東電に要請し、その料金を不払いとする方法を検討した上で、会員に連絡するという。
値上げの影響について二月中旬に実施したアンケートで、回答した会員の約七割が「値上げ分の料金は支払いたくない」とした。
東電埼玉支店は「ご理解いただけるよう誠心誠意努力したい」とコメントした。 (大沢令)
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