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豚肉輸入で脱税か 取り調べへ

3月4日 18時18分

豚肉輸入で脱税か 取り調べへ
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東京の食肉ブローカーが、豚肉の輸入を巡って得た10億円の所得を隠し、およそ3億円を脱税した疑いが強まったとして、東京地検特捜部は、近く、所得税法違反の疑いで本格的に取り調べる方針です。

所得税法違反の疑いが持たれているのは、東京・港区の食肉ブローカーの男です。関係者によりますと、この食肉ブローカーは、取引先の横浜の食肉業者が豚肉を輸入する際、自分の会社の名義を使えば税関に顔が利くなどと説明し、名義を貸すなどした見返りに、業者から10億円を受け取っていたということです。
食肉ブローカーは、受け取った報酬を税務申告していなかったということで、東京地検特捜部は、およそ3億円の所得税を脱税していた疑いが強まったとして、近く本格的に取り調べる方針です。
一方、食肉業者は、実際よりも高い仕入れ価格を税関に申告して関税を不正に免れていた疑いがあるということで、特捜部は、この業者についても関税法違反の疑いで捜査しています。