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政治
野田首相は「小泉流」を否定するが…小沢氏はますます「抵抗勢力」化
2012.3.6 23:04
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その「内なる敵」は臨戦態勢を整えつつある。
「来週は何が起こるかわからない。12日から東京にいてほしい」
小沢氏側近の樋高剛総括副幹事長は6日昼の小沢グループの会合で、出席者に「在京待機指令」を出した。消費税増税関連法案が早ければ13日に閣議決定されると読んでいるからだ。
東祥三前内閣府副大臣は「各委員会で増税法案の答弁を求められたとき副大臣や政務官はどうするのか」と述べ、グループ内の政務三役の「総引き揚げ」をほのめかした。
6日の常任幹事会では小沢系議員が輿石東幹事長に「首相は歴代代表と話し合ってほしい」と要請した。歴代代表には小沢氏も含まれる。輿石氏は「もう少し時間がほしい」と言葉を濁すしかなかった。
小沢氏は6日夜、側近との会食で、首相が消費税増税に向けて「51対49でも決めたらみんなで頑張る」と述べ、多数決の原理を持ち出していることに対し、こう言って反発した。
「それが民主主義なのか。本当にそれでいいのか」(酒井充、山本雄史)
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