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東京電力福島第一原発4号機で、原子炉建屋上部のがれきや機器を撤去する作業が進んでいる。東電は6日、5日に実施した天井部のクレーンを撤去する作業の写真を公開した。クレーンは格納容器のふたや機器を移動させるのに使われ、けた部の重さは110トン。5日に大型クレーンを使って地上に下ろした。今後、6月末までに最上階の5階の床より上にある鉄骨や壁をすべて解体し、8月末までには格納容器のふたなども撤去する。
4号機では、5階のプールにある使用済み燃料の取り出しが課題になっている。解体後は建屋にカバーを設置。燃料を敷地内にある共用プールに移すための設備を整備する。