自ら店長を務める喫茶店で女性のカバンの財布から現金2千円を盗んだとして、奈良県警は6日、奈良市の女(27)を窃盗容疑で逮捕し、発表した。店内での盗難被害を聞いていた女性が、動画撮影状態にしたスマートフォンをカバンに入れておいたところ、物色する女の姿が映っていたという。
奈良西署によると、女は6日午前10時50分ごろ、奈良市の喫茶店で、女性(38)がキッチン近くにカバンを置いてトイレに入ったすきに、財布から2千円を盗んだ疑いがある。女は「金が欲しかった」と容疑を認めているという。
女性は以前から店内の一部で楽器教室を主宰していた。生徒から「現金を盗まれる被害に何度か遭った」と聞き、カバンに動画撮影状態のスマートフォンを入れたという。