巨人・久保、開幕間に合った！！　守護神確定　原監督も信頼

　巨大戦力の最後のピースが埋まりそうた。巨人・原辰徳監督（５３）は５日、右股関節唇手術からの復活を目指す久保裕也投手（３１）について「順調です。守護神？　戦列にいれば間違いないでしょう」と明言。昨季２０セーブ、防御率１・１７をマークしたリリーフエースを開幕からストッパーとして起用する構想を明らかにした。

　久保は昨年１１月に右股関節を手術。全治４カ月の診断を受け、開幕メンバー入りが危ぶまれてきた。しかしキャンプからリハビリは快調に進み、この日は術後初めてフリー打撃に登板。ジャイアンツ球場の室内練習場で加藤、市川を相手に５０球を投げ込んだ。羽田空港から広島遠征に出発した指揮官は「安定した力を発揮してくれている。予定では２０日に投げます」と２０日のフューチャーズ戦（ジャイアンツ球場）で約５カ月ぶりに実戦復帰させるプランも公開。守護神候補として獲得した新外国人マシソンに先発調整を命じるなど、久保復帰に向けた環境づくりを着々と進めている。

　その久保は「自分はたとえ敗戦処理でもいいから開幕のメンバーに入るということを重視している。僕の野球人生なのでやりたいようにやらせてほしい気持ちがある」と悲壮な決意を表明。決死の急ピッチ調整で首脳陣の期待に応え、開幕戦の抑えの座に滑り込むつもりだ。　（臼杵秀之）