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事件・事故

年代物の蓄音機、レコード焼失 宝塚で民家全焼 

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 6日午後3時20分ごろ、宝塚市長尾台の無職品川征郎さん(73)方から出火、木造2階建て延べ237平方メートルを全焼した。品川さんは蓄音機やレコードの収集家として全国的に知られ、家にあった貴重な蓄音機数十台やレコード数千枚などが焼けた。宝塚署によると、1人暮らしの品川さんは入院中で無事だった。

 家族や知人によると、品川さんは、1800年代後半から1900年代初頭にかけて出版されたレコードを海外から多数収集。クラシック音楽が中心で、焼失したレコードには1枚200万円以上の物もあったという。愛好家でつくる日本蓄音機倶楽部の代表も務め、自宅には1台数百万円相当の蓄音機もあった。

 同倶楽部会員で品川さんと親しい男性は「幻のレコードもあった。コレクションを集めて展示する場をつくる予定だったのだが…」と話し、弟で会社社長の士郎さん(64)は「後世に受け継がなければならないものもあり残念です」とショックを隠しきれなかった。

 家族によると、品川さんは5日に入院先から一時帰宅し、同日中には戻ったという。1階部分から出火したとみられる。

(2012/03/06 22:40)

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