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<<   作成日時 : 2012/01/29 06:25   >>

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最近、YouTubeでは個人レベルでもアップロードした動画を収益化できるようになっていて、動画の画面下の辺りと動画の右に広告が入るようになっています。

私の動画も収益化できるという案内がYouTubeからきたのでいくつかの動画を収益化してみました。

収益が1万円を超えると支払われるみたいなのですが、私の動画の場合MIDIで作った著作権保護期間の終了したクラシックの曲をUPしているだけなので、収益といってもたかが知れているわけで、一月で1-200円くらいのようで、実際に私が生きているうちに収益を得る事は無いと思います。

別に1-200円の収益の事を指して新しいビジネスモデルというわけではなく、ここからが本題です。

最近特に驚いているのが、私の自作MIDIのクラシック曲データに対して、著作権の主張をしてくる団体が急激に増えたようで、私のアップロードしたデータの半数くらいがその被害にあっています。

著作権の主張をされると、私のデータの収益化マークは消えますが、広告はそのまま表示されているわけで、おそらく広告の収入は著作権を主張した団体に入っているのでしょうかね。

音楽を作ったり、演奏したり、音楽CDを販売したりしなくても、音楽愛好家が作った「全く著作権を侵害していない」自作動画に対して「その曲の著作権は私にある」と主張するだけで収入を得られるようになるわけで、こんなに美味い話に乗らない企業はないのでしょうね。

一曲一曲での収入は微々たるものでしょうが、ちりも積もればかなりの収入になるのでしょうかね。

現在、私のデータだと、music publishing rights collecting society、godigital mg for a third party、sme、umpg publishing、warner chappellと5団体から攻撃を受けていまして、ネットで検索してみると、smeはソニー、umpg publishingはユニバーサル、warner chappellはワーナー関係の著作権管理団体のようで、世界屈指の大手音楽企業も何もしないで稼げるこのシステムに参入して収益を得ようとしているようです。

私が時間と労力を使って作ったMIDIの音楽データの著作権を横取りされて、全く無関係な団体が私の作った音楽で広告収入を得ている事実は、もちろんかなり気分が悪くなる出来事ですが、別に収益を期待して音楽をやっているわけではなく、趣味の音楽作りなので微々たる収益の方は泣寝入りするしかないですね。

もちろん、YouTubeで、異議申し立てはできるのですが、実際に公正な検証がなされるわけではなく、著作権主張団体に「動画UP者から意義申し立てが来ているけど確認してください」と促す程度のようで、大手企業はいちいち確認しないようで、「この曲は自社に著作権があると確認しました」と回答すればそれ以上の異議申し立ては訴訟しかないようです。

月に10円、20円の収益のために弁護士を雇って訴訟をおこす人はいないので、簡単に収益を横取りできるという著作権侵害者には笑いが止まらないシステムになっているようです。

先日のネットの記事では、動画UP者が金持ちとも知らずに著作権を主張したユニバーサルが訴えられたようですが、そういう事は稀なんでしょうね。

music publishing rights collecting societyやgodigital mg for a third partyのような元々怪しい団体ならともかく、ソニー、ユニバーサル、ワーナーのような大手も参入してくるとは時代も変わったものです。

YouTubeは一日に40億回の再生回数があるわけだから、大手音楽関連企業は先を争って他人の著作権を侵害する事でかなりな収益を得ているのではないかと思います。

もはや、収益を前にして「著作権は守るべき」というモラルは消し飛んでしまったようで、大手企業は著作権侵害ビジネスに夢中のようです。

著作権侵害なんか、アジアの某大国や著作権意識の無い個人がするだけのものと思っていましたが、今や大手企業もこぞって著作権侵害ビジネスに参入する時代となったようです。

著作権なるものが尊重されるべきという幻想や社会正義などという言葉は捨てなくてはいけない時代になったのかも知れません。

こんな状態ですから、大手企業を見習って、著作権は侵害すべきという風潮になっても、それはそれで仕方ないのことでしょうね。

嫌な時代になりましたね。

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
のほほんと気楽に聴いているだけですが
いろいろとあるんですね〜・・
勉強になりました。
とわ
2012/01/29 08:31
貴方の著作権主張団体の記事は大変参考になりました。私もyoutubeに投稿しておりまして、ニックネームはチャンネル名です。私のチャンネルには色々なジャンルのものをupしてありますが、音楽と映像の組み合わせたものを主体にしたいと考えております。音楽には著作権がつきものですので、貴方と同じ様にpublic domainの楽譜をIMSLPからdownroadして楽譜ソフトfinaleで演奏していますが、気に入ったものは出来ません。もっと良いソフト(mac用)があれば使いたいものです。貴方のピアノの音は大変奇麗で関心しました。ところで、著作権のことで私も攻撃を受けて居りまして、異議申し立てをしてもgodigitalはなかなか処理をしないのには腹が立ちます。貴方の記事でなるほどと思いました。その動画はまだ公開はしていません。元はと云えば、googleのyoutube運営ポリシーがけしからんと思います。権利が有りもしない団体の側の利益を優先して正当な権利をもつ個人の側を擁護する姿勢が見られないのにはあきれたものです。実は先のまだ公開していない動画は同じ音楽のまま2度upしました。初めの時は
権利主張をすぐ止めましたし、今迄もそうでした。画質が気に入らなく、それを削除しupし直してgodigitalに食いつかれている訳で、むこうが諦めないのならまたupし直してみようと考えています。googleに抗議するためにgoogle cromの広告をクリップして於きました。そちらに収入があればよいのですが、ばれたらいけないので、このコメントは削除して下さい。
trepauf
2012/01/29 15:30
とわさん、コメントありがとうございます。

まあ、いろいろあるんです。たまに頭に来てこんな事を書き込んだりするんですが、ちょっとシニカルだったかと反省しています。

ネットは楽しくやりたいですね。
now
2012/01/29 20:41
trepaufさん。コメントありがとうございます。

グーグルのシステムにも確かに問題はあるようで、YouTubeではコンテンツIDというシステムがあってUPされた動画に何の曲が使われているか自動判別して著作権主張団体に報告するようです。
著作権保護期間の終了したクラシックの楽曲の場合、実際に著作権を侵害しているかどうかは、その演奏がCDのコピーなのかオリジナルの演奏なのかという点ですが、それを判別するには実際に演奏を聞かなければいけないわけで、音楽企業もそんな手間は掛けられないという事で、同じ曲が使われたらとりあえず著作権を主張しておこうという事なんでしょうね。
music publishing rights collecting societyだと、異議申し立てをすればすぐに著作権の主張を取り下げるので問題はないのですが、godigitalの場合は「godigitaでの審査の結果、著作権侵害の申し立てが正当である事を確認しました。」と回答が来て著作権はgodigitaに侵害されたままになってしまいます。
審査するのは第三者ではなく著作権主張団体そのものなので不正申告やり放題なんでしょうね。
Googleも不正申告に対するペナルティは個人に対してはID停止や動画削除などするけど、著作権主張団体の不正申告はそのまま野放しのようです。
とはいうものの、godigitaがかなり悪質である事はgoogleでも認識しているようで、訴訟を起こす事を推奨しているそうです。
アメリカは訴訟社会だそうだから、訴訟を起こす人がいるのかも知れませんが、日本だと費用も高いので実際に訴訟を起こす人はいないでしょうね。
広告のクリックをして頂いたようですが、そういうご配慮は無用です。私の音楽を聴いて頂いたようで、それだけで嬉しいです。
now
2012/01/29 21:48
ご返事有り難うございます。私も貴方と同じ思いです。
youtube のhelp-forum には、まだ日本人の投稿はないようですが、色々な問題点が書かれてあるようですね。
十分は読んでないのですが、そこでgodegitalはAdShareらしいことを知りそこのhomepageを覗いてみました。
その書き方に非常に柄の悪さが現れているように思いました。 多分、悪知恵のはたらく若者のグループではないかと思われますが、海賊行為をして広告収入を横取りする一方、それが嫌なら自分たちと著作権契約を結べ、と言っている様に見えました。あまり英語が得意ではないし、精読もしていない現在の私の認識です。
こういった団体を野放しにしているのを今回しるに至ってyoutubeに対する認識が変わってしまい、そのつもりで対応して行く必要性を感じました。つまり、利用するところは利用し、疑うべきところは疑い、あまり期待は持たないと云う姿勢で臨むことになります。
ところで、貴方の作品に大手のコンテンツ会社からもクレームが来たとのことですが、出来の良さを証明していることなのでしょう。 まだMIDIによる音楽演奏が、上手な演奏家のものに劣ることは否定できませんが、ソフトの性能は日に日に向上して行くでしょうし、将来本物の演奏を凌駕するものも出て来ると思います。
私は楽器の演奏もし、それはMIDIにはない喜びを感じますが、MIDIではどんな楽器でも自由に使え、またそれ故どんな曲でも演奏出来る楽しさを与えてくれる、音楽好きにとっては手放せないアイテムです。お互いMIDIで残りの人生を豊にしましょう。 
trepauf
2012/01/30 22:17
trepaufさん。

つまらない事に煩わされずに音楽を楽しみたいですね。
now
2012/02/02 07:58
同じようなことになってる方がいらっしゃって驚きました。
自分はJASRACのデータベース調べて許諾が出ている楽曲だけ使っているんですが、大手音楽出版社から侵害の報告が来ていました。
JASRACにYouTubeからお金が払われてるからオリジナル音源使わなければ適法なはずなんですが、どうもおかしいですよね。

一部の人が言うには本当に大手音楽出版社なのか、似た名前のアカウントによるアフィリエイト詐欺じゃないかとか言われているようです。
lit
2012/02/03 16:19
litさん。
JASRACの管理曲でMIDIデータを作ったり演奏したりしたものをYouTubeにUPするのは問題ないんじゃないですか。
YouTubeで問題になっているのは、違法でも適法でも訴えられなければいいという著作権横取り団体が多いという事でしょうね。
異議申し立てで、主張をすぐ引っ込める団体も多いのですが、面倒で異議申し立てしない人も多いですし、YouTubeでもコンテンツの一致の説明にある通り、「あなたが何らかの措置を講ずる必要はありません。」みたいな事を書いてあるわけで、何もしないことを推奨しているようにも見えます。
で、そのまま放置していると、広告収入は著作権横取り団体とYouTubeに入ると思われます。
もし、UP者が収益化せずに、誰も著作権主張しなければ広告は表示されませんからYouTubeとしては広告収入が入らず、かなり痛手でしょうから、誰かが著作権を主張してくれた方が有難いのかも知れません。
また、異議申し立てをすると、決着するまで広告表示が停止するので、YouTubeも著作権横取り団体も収入が得られないという事もあり、YouTubeと著作権横取り団体の利害が一致しているのでなかなか問題解決の方向には向かわないような気がします。
YouTubeとしては全動画に広告を付けたいのじゃないかな。
now
2012/02/04 07:22
横レス失礼します。
litさんの以下のコメントですが、

>JASRACにYouTubeからお金が払われてるからオリジナル音源使わなければ適法なはずなんですが、どうもおかしいですよね。

著作権には「財産権」と「人格権」とがあって、JASRACの許諾しているのはあくまでも「財産権」です。したがってJASRACとYouTubeが契約しているからといって「オリジナル音源使わなければ適法」というのは間違いです。

ご参考までにJASRACの著作者人格権に関するページとなります。
http://www.jasrac.or.jp/copyright/person.html

福田
2012/02/17 20:10
福田さん。コメントありがとうございます。

ネット記事を見る限りではグーグルとJASRACの契約により、JASRACの管理楽曲を利用した生演奏やMIDIでの演奏は、その都度JASRACに許諾申請を受けなくても動画投稿できるようになったと理解していたのですが、そういう理解じゃ足りないみたいですね。

いろいろネットで調べてみましたが、なかなか難しいようで、結局はその曲を作った作曲家のポリシーが最優先みたいで、曲によって個別に許諾が必要な場合もあるようですね。
now
2012/02/18 18:30
はじめまして。
検索でこちらのブログにたどり着きました。

私もyoutubeに自作MIDI(クラシック曲)のキャプチャデーターをアップしているんですが、必ずと言っていいほど権利の主張されます(苦笑)
ほとんどはmusic publishing rights collecting societyだったんですが、最近になってGoDigital MG For a Third Partyからになりました。

通常は異議申し立てをしてしばらくすると取り下げてもらえるんですが、このGoDigital MG For a Third Partyなる団体は情報ではなかなか取り下げをしてくれないようでして、しばらく様子を見ているところです。
ちなみに私はnyr5030というハンドルネームでアップしています。

いかにも第三者から主張しているように思わせる(組織的にはもちろん別でしょうが)やり方には私も少々うんざりしています。
youtubeから著作権管理団体へ通知するシステムができており、ビジネスモデル化されていると思われても仕方がないです。



がみ
2012/02/25 11:53
がみさん。コメントありがとうございます。

なんか、この記事だけ参照数がかなり多くなっているので驚いていますが、それだけお困りの方が多いという事なんでしょうね。

私の方もなかなか良い方向には進展しないので、ホントいいかげんにしてほしいですよね。

それはそうと、MIDIデータ拝聴させて頂きましたが、どの曲も素晴らしい出来栄えで楽しませて頂きました。

MU2000というと、かなり高価な音源でしたね。当時、買おうか買うまいか迷った末結局買わなかったのですが、ちなみにYAMAHAはMU80を持っています。
now
2012/02/26 21:00

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