国際石棺の覆い組み立て開始 チェルノブイリ、15年完成2012.3.6 20:44

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石棺の覆い組み立て開始 チェルノブイリ、15年完成

2012.3.6 20:44

 6日のロシアのテレビ、第1チャンネルなどによると、約26年前に爆発事故を起こしたウクライナのチェルノブイリ原発4号機にかぶせる鉄製アーチ型の巨大な「覆い」を組み立てる工事がこのほど始まった。2015年完成予定。

 ヤヌコビッチ大統領は工事開始に際し、同事故の克服は自国だけではなく、全世界にとって極めて重要だと述べた。

 4号機は既に「石棺」と呼ばれるコンクリートがかぶせられているが、老朽化し崩落の危険がある上、放射性物質漏れも疑われ、新たな構造物ですっぽり覆う必要に迫られていた。

 計画では、4号機近くに重さ2万9千トン、幅257メートル、高さ110メートルの「覆い」を造って石棺まで移動させ、上から覆って密閉する。耐用年数は100年とされる。(共同)

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