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'12/3/6

不法桟橋、業者側にも言い分




 福山市鞆町の鞆港に二つの地元水産業者が設けている不法浮桟橋の問題で、広島県の強制撤去方針に反発の声が高まっている。水産業者の一つは5日、撤去を強制する代執行令書の取り消しを求めて広島地裁に提訴した。浮桟橋を利用する漁業者はのぼりを漁船に掲げ、反対姿勢をアピールしている。

 県は2月、業者が浮桟橋の自主撤去に応じないため、行政代執行による強制撤去を今月12〜16日にすると業者に伝えている。

 訴状などによると、業者は水域の占用を県に申請したにもかかわらず、県が(1)物揚場の利用(2)旅客船の航行、停泊―の2点で「支障が生じる恐れがある」として不許可としたことについて「桟橋移動などの工夫を考えていない」などと違法性を主張している。

 一方、走島漁協の組合員は「撤去反対」と書いたのぼり約100本を漁業者に配布。浮桟橋を利用する漁船は今月に入り、のぼりを掲げた。同漁協の村上末広さん(66)は「併設のいけすもなくなる。魚の鮮度を保てず死活問題だ」という。

 県港湾振興課は「現時点で強制撤去の方針は変わらない」としている。

【写真説明】不法浮桟橋(左)のそばで漁船に掲げられた「撤去反対」ののぼり




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