福島大学で、6日、前期日程の入学試験の合格者が発表されました。
震災や原発事故の影響を乗り越えて合格した県内の受験生たちは家族や仲間と喜び合っていました。
福島市にある福島大学では、午前11時に合格者の受験番号が一斉に張り出されました。
受験生たちは自分の番号を見つけると、携帯電話で撮影したり家族や友人に報告したりして合格を喜んでいました。
先輩の学生から胴上げの祝福を受ける受験生もいました。
福島県伊達市の高校に通う男子生徒は、「震災があったのでさまざまなことを勉強して人の役に立ちたい」と話していました。
福島市の高校の女子生徒は、「合格できてとてもうれしいです。音楽の先生になるのが夢なので、実現に向けて頑張りたい」と話していました。
福島大学の前期日程の一般入試の合格者は4つの学類で合わせて580人で、倍率は平均で2.7倍と、去年より0.3ポイント高くなりました。
合格者のうち、福島県内の受験生は、去年より50人多い302人で、学部の再編成で7年前に試験が現在の形で行われるようになってから初めて合格者の過半数を占めました。
福島大学の後期日程の入学試験は今月12日に行われます。
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