ジャスダック上場のIT企業がうその増資で中国の企業を買収したように装い、会社の株価を不正につり上げたとして、社長ら3人が東京地検特捜部に逮捕されました。
金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたのは、ソフトウエア開発会社「セラーテムテクノロジー」の社長・池田修容疑者(38)と元取締役の宮永浩明容疑者(46)ら3人です。池田容疑者らは2009年、新株発行により15億円の資金を調達し、中国のIT企業を買収したと発表して会社の株価を不正につり上げた疑いが持たれています。当時、セラーテム社の株価は低迷していて、上場廃止基準に触れる恐れがありました。特捜部は、池田容疑者らが上場廃止を免れるために不正に株価をつり上げたとみて調べを進めています。