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5日夕方、富山空港で中国の北京行きの便に乗るため出国手続きをした中国人の男性1人が、空港ビルの窓から脱け出して神通川の堤防に降り立ち走り去ったという目撃情報があり、県や警察ではこの男性の行方を捜しています。
県によりますと5日午後4時40分ごろ、富山空港の空港ビル2階の国際線の搭乗口と飛行機を結ぶ通路の窓から、男性1人が脱け出してビルと滑走路の間にある神通川の堤防に降り立ち、そのまま走り去るのを、空港の職員が目撃しました。
このため滑走路を午後5時から閉鎖し点検しましたが、人の姿はなく、30分後に滑走路の運用を再開しました。
県によりますと、富山空港では大連経由北京行きの便が午後4時55分出発予定でしたが、この便に搭乗するため出国手続きをした人のうち中国人の男性1人が実際には乗っていなかったということで、この男性が窓から脱け出したものと見られます。
県や、連絡を受けた警察が男性を捜していますが、まだ見つかっていません。
県などでは、この男性が日本での滞在延長を不法に図った可能性もあると見ています。
また滑走路閉鎖の影響で、北京行きの便に1時間の遅れが、東京行きの第5便におよそ30分の遅れが出ました。
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