汚泥・廃水を『グルンバ・エンジン』で微粒子化し、細菌等極小微生物がアタックしやすい状態にしてから次工程において嫌気性発酵消化→消散というプロセスを経て、放流基準に合わせて排水を浄化し、最終的には汚泥という形態を消滅させるという新技術です。
特 長
●薬品や薬剤を一切使用しません。
●故障の原因になる複雑なメカニズムがありません。
●太陽、雨、風、微生物等、自然の浄化力を活用します。
●処理水の再活用も出来ます。
●稼働費用はほとんどかかりません。 etc.
動植物性残渣及び有機性汚泥が消える仕組み
ジーラ剤の概要
ジーラ剤の原料は、杉材です。 特殊な方法で破砕した杉材のオガの中の腐敗成分を時間をかけて抜き取りますと、安定したセルロースが残ります。
このセルロースは、バクテリアにとって大変に住み心地のよい、すぐれたバイオ剤です。 ジーラ剤は、木質細片に物理的処理をほどこしたもので、たいへん大きな表面積(1gあたり約30u)と空隙率(75〜80%)を有しています。
ジーラ剤の成分は、セルロース、リグニン、ペントザンで構成され、その適度なバランスが汚泥水の水切り(固液分離)と温度調整、酸素供給の三つの重要な効果をもたらしています。 即ち、微生物大量収容のコロニーになるのです。 さらに、スーパー・ロングジーラという新製品のひとつである「ジーラ・モール」が使用された第二槽(没有槽)は性能が倍加します。
ところで、有機物の発酵の3大条件は、
@適度な水分(約63%前後) A必要温度 B必要酸素量
です。
ジーラ剤は、有機物質の発酵→分解→消化をはかるうえで最も効果的な状況を作り出す性質を持っています。
主成分 |
セルロース体65〜58% リグニン体10〜25% ベントザン体5〜10% |
空隙率 |
75〜80% |
表面積 |
1g(約30u) |
大きさ |
0.5mm〜5mm |