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2012年3月5日(月) 19:35 |
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介護サービス、需要あるも人手不足
高齢化が進む中、年々需要が高まる介護サービスですが、現場では人手不足が問題となっています。 ひとりでも多くの人に興味を持ってもらおうと、介護の仕事を対象にした無料相談会なども開かれている介護サービスの現状を取材しました。
岡山市中区の介護老人保健施設「藤崎苑」で、介護福祉士を務める大西由希子さんです。 入居者の食事や入浴、トイレの排泄などの介助をはじめ、日常生活のサポートをしています。 現在、藤崎苑の入居者は122人。 大西さんを含めた48人の介護士と介護福祉士が、入居者ひとりひとりに個別の介助をしていかなければなりません。 岡山労働局によりますと、1月末の介護関係の仕事の求人倍率は2.66倍。 介護の現場では、求人数と応募者がかみ合わない、いわゆるミスマッチによる人手不足が問題となっています。 そんな中、岡山県介護福祉士会では、介護の仕事を目指す人を対象にした、無料相談会を開きました。 実際に介護の現場で働く職員が仕事内容の説明のほか、資格の取り方などについて面接や電話で相談を受けます。 介護の仕事について少しでも知ってもらうのが狙いです。 高齢化が進む中、ますます需要の高まる介護サービス。 介護福祉士会では、今後も無料の面談や電話相談を行い人手不足の解消とともに、介護の質の向上につなげたいと話しています。
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