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2012年3月5日(月) 19:35 |
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海底トンネル事故、5人の死亡確認
先月7日に発生した倉敷市水島の海底トンネル事故は、最後まで行方不明だった作業員が3日、遺体で見つかりました。
事故の発生からまもなくひと月です。 事故現場では、事故の原因究明に向けた動きが本格的に始まることになります。 最後まで行方不明だった愛知県の弘新建設の作業員・宮本光輝さんの遺体は3日、たて穴の水深30m付近で発見され、警察によって引き上げられました。 この事故は、先月7日、倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所で、掘削中の海底トンネルに水が流れ込み、作業員5人が行方不明になっていました。 5人全員が遺体で引き上げられたことを受け、今後の焦点は事故の原因究明に移ります。 工事元請の鹿島は、5日の会見で、これまで続けていたたて穴のがれきの撤去は、今週中に終えたいという考えを改めて示しました。 鹿島では、これまでに引き上げられた、トンネルの壁の一部である「セグメント」の状態から、組み立て中か既に組み立てられた壁が崩れた可能性が高いとしています。 しかし、原因究明には横穴の捜索も必要なため、今週中にも、水中カメラを使っての確認作業に向けた準備をする方針を明らかにしました。 この事故で、警察は、最後に遺体で見つかった宮本光輝さんの死因は、外傷性ショックと発表しました。
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