中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

斎藤、OP戦初登板で1イニング2失点 ハチの大群襲来でペース乱す?

2012年3月6日 紙面から

 春の珍事続出!? 米大リーグは4日、各地でオープン戦12試合を開催したが、ダイヤモンドバックスの斎藤隆投手(42)が初登板したジャイアンツ戦(アリゾナ州スコッツデール)ではハチの大群が襲来し、30分以上試合が中断したほか、ジ軍選手が刺される被害に。ナショナルズ−アストロズ戦(フロリダ州ビエラ)前にはアライグマが球場に乱入、45分間に及ぶ大捕物が繰り広げられた。ブレーブスのタラン投手はタイガース打線につかまり、2イニングで6被弾と散々な結果となるなど“ありえない”事件が続発した。

 斎藤のオープン戦初登板は、“泣きっ面にハチ”ではなく“ハチで泣きっ面”となった。

 共同電によると、斎藤は0−8と大幅リードを許して迎えた6回に登板。大敗ムードが漂う試合で「締めてやろう」と意気込んでマウンドに登ったが、序盤の大量失点で緩んだ空気を引き締めることはできなかった。失策や緩慢な守備に足を引っ張られたほか、相手投手にも適時二塁打を許す内容で、自責点0ながら2安打2失点で予定投球回の1イニングを終えた。

 2回途中、球場にハチの大群が突然襲来、30分以上も試合が中断したことがケチのつき始め。対戦相手のパガン外野手=ジャイアンツ=が刺され、両軍で唯一の被害者となったほか、ハチ禍で集中力が切れたのか、ダ軍投手陣も出る投手、出る投手がいずれも不振。先発ケネディをはじめ、2番手エンライト、3番手マルティネスと3投手が計8失点。4番手で登板した斎藤も悪い流れを止められなかった。

 「今日は全部ハチのせいにしてください」と苦笑いを浮かべた斎藤。実際のところは、初めてバッテリーを組んだシュミット捕手とサイン交換でかみ合わなかったほか、自分自身の球の走りも悪く、「いい球と悪い球がはっきりしている。大いに反省して次に生かしたい」。ただ、開幕までまだ1カ月あり、自分の調整方法を熟知しているベテランに焦りはみじんもなかった。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ