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オセロ中島 両親と仏料理…謝った

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報道陣の質問にうつむきながら答えるオセロ中島知子の母親
報道陣の質問にうつむきながら答えるオセロ中島知子の母親

 自宅や事務所マンションの家賃滞納問題や、マインドコントロール騒動にあるオセロ中島知子(40)の母親が5日夜、京都市内の自宅前で取材に応じ、前日4日に父親を含めた3人でフランス料理を食べたことを明かした。また同日、所属事務所の松竹芸能が、マスコミに向け「可能な限りのサポートをする」というファクスを送った。中島は、自称霊能者の女性と同居していた東京・渋谷の自宅マンションを出て、国内で療養中だという。今後は事務所が間に入り、騒動を収束させる方向だ。

 今回の騒動以降、中島の母親が、きちんと報道陣と向き合い取材に応じたのは初めてだった。

 5日午後7時前。自宅玄関前で、マスク姿の母親はうつむきがちだったが、目には笑みが浮かんでいた。連絡が取れなくなっていた中島と、前日4日に都内のホテルで会い、父親を含めて3人で食事したことを明かした。「フランス料理を食べました。普通の家族の会話をしました。(家族での食事は)おととしの秋以来」と話した。娘との再会については「うれしかったです」とほおを緩めた。食事中、中島は「皆さんにご迷惑をお掛けして申し訳ない。仕事をやりたい。復活したい」などと、謝罪や芸能界復帰への意欲も口にしたという。

 中島の様子について「だんだんと元通りに戻ってきてるのか?」「いつもの知子さんのままだったか?」と、次々に質問が飛んだ。母親は肯定するように何度もうなずき「ちょっとふっくらしていたか」という問いには「うん」と答えた。

 しかし、中島をマインドコントロール下に置いたとされる霊能者については「裁いてほしい。今、こんな事態ですから、人を惑わさないように…他の人に被害を与えないためにも…。占いをするならいい方向に導いて」と訴えた。直接会ってはいないが、霊能者は都内にいるとした。

 同じころ、松竹事務所もファクスで「中島知子及びご両親の意思を最大限に尊重し、現在のさまざまな問題が解決されるよう、可能な限りのサポートを継続する所存です」と、事態収拾に向けて動いていることを報告した。中島の様子については「自宅を退出し、国内にて療養しております。健康状態は、良好です」。家賃滞納問題も「速やかに、自主的に退去し、滞納家賃を弁済する方向で、代理人弁護士間で協議に入っております」と記した。

 事務所マンションはすでに明け渡しや約650万円の支払いを命じられた。自宅も、家主の本木雅弘夫妻から立ち退きと約390万円の支払いを求められ提訴されている。合計約1000万円を中島本人が支払うのか、両親もしくは事務所が肩代わりするのかは明らかにはなっていないが、滞納問題にめどがつけば、マインドコントロール下の状態から脱出することに専念できる。松竹芸能としては、復帰への道筋をつける狙いもある。

 松竹芸能は昨年4月、中島の無期限休養を発表してからこれまで、マスコミに対して中島に関する件には一切口を閉ざしてきた。しかし、中島と連絡不通になっても、解雇しない方針は変わっていなかった。多方面で活躍し稼ぎ頭のコンビの1つだったオセロの貢献度と信頼関係が、事態収拾へと向かわせた。

 ◆中島知子(なかじま・ともこ)1971年(昭46)8月26日、京都市生まれ。京都精華大在学中の93年に松嶋尚美とお笑いコンビ、オセロを結成。バラエティー番組「ぐるぐるナインティナイン」「中井正広のブラックバラエティ」などにレギュラー出演するほか、女優として映画「三年身籠る」で映画初主演したり、05年のNHK大河ドラマ「義経」にも出演した。164センチ、血液型A。

 [2012年3月6日6時56分 紙面から]







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