埼玉県立文書館 文書館展示室のリニューアルオープンについて
課所名: 文書館
担当名: 史料編さん担当
担当者名: 新井
内線電話番号:
直通電話番号: 048-865-0112
Email: p650112@pref.saitama.lg.jp
文書館では、これまで内装工事等のため展示室の一部を使用したテーマ展示を実施してきました。3月からは
全ての展示スペースを使用して、常設展示及びコーナー展示を開催します。
1 常設展示「みる・よむ・しらべる」
地域の歴史や人々のくらしを物語る「古文書」、県のあゆみ、行政の動きを伝える「行政文書」、地域の姿を
写す「地図・航空写真」などの収蔵資料の紹介とともに、文書館の仕事・役割などについても案内します。
(1)会 期
平成24年3月6日(火)~通年 9:00~17:00
※ 休館日 毎週月曜日、国民の祝日、特別整理期間(春、秋10日間程度)
(2)展示の構成及び展示点数
「古文書」「ボランティアによる古文書の修復活動」「行政文書」「地図・航空写真」「史料編さん」「埼玉新
聞戦後報道写真」など約50点(写真パネル展示を含む)
(3)主な展示内容
「古文書」のコーナーでは、「武家文書」「村方文書」「家の古文書」のタイトルごとに、文書館に収蔵されて
いる代表的な古文書や絵図を展示します。また、当館では古文書の修復作業をボランティアのみなさんに協
力いただき実施していますが、その活動状況も展示にて紹介します。
「行政文書」のコーナーでは、埼玉県の文書管理の歴史を辿りながら、国指定重要文化財「埼玉県行政文
書」の写真パネルによる紹介と、当館が所蔵する歴史的資料の中から東京オリンピックに関する文書を展示
します。
「地図・航空写真」のコーナーでは、県や市町村が作成した河川図や都市計画図のほか、航空写真による
空から見た埼玉の様子を見ることができます。
「史料編さん」のコーナーでは、昨年度刊行した『埼玉県史料叢書古代・中世新出重要史料1』の編集作業
で使用した新出中世文書の写真を紹介するとともに、校正作業等の編さん過程を展示で紹介します。なお、廊
下では埼玉新聞社から当館に寄贈された「戦後報道写真」を写真パネルで展示しています。
常設展示は、当館が収蔵している膨大な資料を県民の皆様が閲覧する際の一助となるようガイダンス的な展
示を行っており、展示されている資料は、全て当館の閲覧室にて閲覧することができます。
2 コーナー展示「栗橋関所関係文書展1-日光社参と栗橋関所-」
江戸時代の栗橋の地は、五街道の一つである日光街道栗橋宿として発展しました。また、この地は交通の要衝
でもあることから、江戸幕府によって関所が設置されました。今回の展示は、この3月に「埼玉県史料叢書第15巻
栗橋関所史料四」を刊行するのを記念して、これまでの「埼玉県史料叢書栗橋関所史料」に収録された「足立家文
書」を中心に、江戸幕府による日光社参に関する資料を紹介します。
(1)会 期
平成24年3月6日(火)~6月3日(日)9:00~17:00
※ 休館日 毎週月曜日、国民の祝日、特別整理期間(春10日間程度)
(2)展示の構成及び展示点数
「関所番士足立家の資料」「日光社参の記録」「描かれた船橋」「最後の日光参詣」など約30点(写真パネル展
示を含む)
(3)主な展示内容
「関所番士足立家の資料」では、関所番士足立氏が記録した膨大な日記の紹介を通して、関所番士の日常業務
を紹介します。
また、「日光社参の記録」・「描かれた船橋」では、将軍の日光社参が行われるまでの過程やその際に作成された
道中絵図、社参の際に臨時に利根川に架けられた船橋絵図なども展示します。
「最後の日光参詣」では、慶応元年(1865)に代参にて行われた最後の日光御神忌について関係資料を展示し
ます。
3 展示場所
埼玉県立文書館 1階展示室
(さいたま市浦和区高砂4-3-18 電話 048-865-0112)
※ JR浦和駅徒歩12分/JR中浦和駅徒歩15分
4 観覧料
無 料
※ 埼玉県立文書館のホームページ http://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/s28/