先月23日未明、姫路市網干区福井のパチンコ店「レイズパーク」で起きた銃撃事件で、これまでの網干署の捜査で現場付近で薬きょうが発見されていないことなどから、使用された銃器は回転式拳銃とみられていることが分かった。
同署によると、店内などで発見された実弾とみられる金属片は3個。いずれも原型をとどめていないことから、貫通力の高いタイプとみている。金属片のサイズから銃器は38口径前後の回転式拳銃とみているといい、発射歴の割り出しを進めている。
事件では、店の従業員や住民が発砲と思われる「パン、パン」という乾いた音を少なくとも2回聞いている。
一方、捜査では昨年4月8日未明に起き、同じ38口径前後の回転式拳銃が使われた可能性が高い太子町の建設会社「ワコウグループ」事務所に対する銃撃事件との関連も調べる。【高橋一隆】
〔播磨・姫路版〕
毎日新聞 2012年3月5日 地方版
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