海外初優勝を飾った伊東選手
ノーマルヒルでの優勝は技術の高さを裏付けた
3月4日、ラハティ(FIN)は強風のため急遽ラージヒルからノーマルヒル(HS-97m)に変更されて行われた。今季のワールドカップでは初のノーマルヒルの大会となったが、伊東大貴選手(雪印メグミルクスキー部)は、ラージヒルに比べてスピードの出ないノーマルヒルはしっかりした技術がなければ勝てないといわれている。
前日の3日はノーマルヒルの団体戦が行われ、強風のため大きくバランスを崩して73.5mの大失速したばかり。個人戦当日もカンテからR3のかけて追い風が吹く難しい条件の中で行われたが、1本目に93.0mで首位に立つと2本目も92.0mと崩れることなくまとめて海外初優勝、今季3勝目をマークした。
これでスタンディングは6位、916ポイントとさらに前進、5位のモルゲンシュテルン(AUT)とは30点差、4位のシュトック(POL)とも45点差と僅差に迫っている。ワールドカップは残り4戦。伊東選手のラストスパートに期待したい。