世界的なポップ・スター、シンディ・ローパーさんが、被災地の子どもたちを励まそうと宮城県石巻市の小学校を訪れてヒット曲を披露するとともに子どもたちに桜の苗木を贈りました。
シンディ・ローパーさんは震災が起きた当時、来日していて、外国の人たちが日本を離れるなか、「音楽で力を与えたい」と予定どおり日本に残ってコンサートを行い、その後も募金などの支援活動を続けてきました。
震災から1年を前に再来日したシンディさんは、コンサートの合間の休日を利用して石巻市の大街道小学校を訪れました。
体育館で350人の児童を前に、シンディさんはヒット曲を披露し、子どもたちと握手して励ましました。
そして、1メートルほどに育った桜の苗木10本を子どもたちに手渡し、「桜の成長とともに皆さんも元気になって下さい。いつでも皆さんのことを思っています」と呼びかけました。
大街道小学校は、贈られた桜の苗木を卒業式の日に植えることにしています。
子どもたちは「わざわざ来てもらい、本当にうれしいです」と話していました。
シンディさんは「堤防を造って、その上に桜を植えてもらって、子どもたちを守るとともに復興につながればいいと思います」と話していました。
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