電気自動車のトラックに生鮮食品などを積み込み、買い物が不便な地域で移動販売する取り組みが、5日から茨城県つくば市で始まりました。
この移動販売は、電気自動車のトラックの普及を図る環境省のモデル事業になっていて、トラックを電気自動車に改造した東京の企業とつくば市に本社があるスーパーなどが始めました。
5日は、つくば市の茎崎地区のおよそ1300世帯が暮らす住宅街の一角で移動販売が行われました。
トラックには冷蔵や冷凍の設備があり、肉や野菜などの生鮮食品のほか、弁当や生活雑貨など合わせておよそ350種類の商品が置かれていて、雨が降る中、お年寄りや主婦が列を作って買い求めていました。
茎崎地区は、生鮮食品を扱う店が少ない一方、住民の26%が65歳以上と高齢化が進んでいて、マイカーを持つ人も少なく、移動販売はいわゆる「買い物弱者」への支援策として期待されています。
70代の女性は「ふだんはバスで買い物に行くので、移動販売が来てくれるとありがたい」と話していました。
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