NHK佐賀県のニュース　佐賀放送局

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春闘で連合が待遇改善を要望

春闘の本格交渉を前に連合佐賀が５日、県経営者団体などに労働者の待遇の改善などを申し入れました。
ことしの春闘は大手企業を中心にすでに労使交渉がスタートしていて、今月中旬には集中回答日を迎える見通しになっています。
県内でも中小企業を中心にこれから年度末にかけて要求書の提出が本格化する見通しです。
これを前に働く人たちの待遇や環境の改善を図ろうと５日は連合佐賀の関係者が県経営者団体や行政機関などを訪れ、申し入れを行いました。
このうち県経営者協会では連合側から賃金の引き上げや労働時間の短縮などを求める要望書を手渡しました。
これに対して県経営者協会側は、「デフレ脱却のために賃金の引き上げが重要との趣旨は十分理解できるが、個々の企業の経営状況などを勘案しながら対応したい」と述べるにとどまりました。
ことしの春闘で連合は年齢や勤続年数に応じて賃金が上がる定期昇給を確保した上で給与の総額を１％の目安で引き上げるという方針で臨んでいます。
連合佐賀の武重信一郎会長は「東日本大震災の影響で取り巻く環境は厳しいが適切な賃金を維持できるように労使交渉にあたりたい」と話しています。

03月05日　20時34分

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