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パブリッシャー/揖斐憲
※=外部スタッフ
「たった80人で"欧州でも大人気"?」K-POPのブーム捏造に韓国本土からも批判噴出中

『The 1st ASIA TOUR "Into the new world"』
(SM Entertainment)
またぞろ、韓国メディアによるK-POPブームのゴリ押しが露見した。韓国の有力紙「中央日報」の18日付の記事「欧州の若者、韓国と言えば『2位K-POP』...1位は?」によると、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)欧州本部が欧州の若者1,208人を対象に行った「韓流および国家ブランド調査」で、韓国と聞いて思い浮かぶイメージの2位が「K-POP」だったというのだ。この結果にネット掲示板などでは「日本でも作られた人気なのに、欧州で人気なんかあるはずがない。捏造に決まっている!」などとブーイングが殺到している。
確かに、欧州でK-POPがブームだとは盛んに喧伝されてはいる。昨年、フランスで開催された少女時代や東方神起などSMエンターテインメント所属アーティストらが出演の「SMタウン・ライブ・ワールドツアー・イン・パリ」が大成功を収めたと報じられたのも記憶に新しい。しかも、このときは追加公演を求めてファンがデモを起こしたというのだから、日本の韓流ファンとしては欧州におけるK-POPブームが本物であると信じ込むのも当然ではないか。
「実は、このデモも韓国側のヤラセ説が根強いんです。デモの様子が動画サイトのYouTubeにアップされているのですが、これを見ると韓国人スタッフらが集まった現地の少数のファンたちにデモの動きを指示していることが分かります。実際、パリやロンドンの大手CDショップに行ってもK-POPアーティストのCDなんて置いていないし、人気があるといっても一部マニアの間だけですよ。そう考えると、KOTRAのアンケート調査とやらも胡散臭いですけどね(笑)」(韓国のエンタメ事情に詳しい音楽ライター)
ちなみに、同調査の1位は「北朝鮮」という、なんとも微妙な回答。しかも、実は約22%が「無回答」だったという。つまり、1,208人の回答者のうち約2割もの人たちが韓国に対する具体的なイメージがなかったということである。そもそも、欧州の若者の間では韓国の認知度そのものが低く、そうした中でK-POPが2位だったなどと騒ぎ立てること自体が無意味ではないか。「K-POP」と回答したのは全体の約7%、80人程度にすぎない。「2位」といわれると確かにものすごいブームのように聞こえるが、実際の人数にすれば大層なものではないのだ。何のことはない、いつものK-POPブームのゴリ押しである。
「実は、こうしたゴリ押しには当の韓国人からも批判があるんです。韓国の芸能産業研究所所長のチャン・ギュスという人が、『K-POPが欧州を席巻しているという話はひどい誇張。実際にお金を支払って音楽を購入・消費するのではなく、欧州在住の一部のアジア系の人たちが派手なダンスと容貌が強調された消耗性の流行であるK-POPをYouTubeなどを通じて無料で楽しんでいるだけ』と指摘しています」(前出・音楽ライター)
自国人にも見破られているK-POPブームゴリ押しの実態。未だにダマされ続けている日本の韓流ファンは、よっぽどおめでたいということなのか。
(文=牧隆文)
すげーぜ、韓国!
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