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【グラニュース】


玉田、執念で間に合わせる

2012年3月5日 紙面から

7日の城南戦出場へ意欲を見せるグランパスのFW玉田=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 左足首を痛めている名古屋グランパスのFW玉田圭司(31)が4日、今季初の公式戦となるACL1次リーグ初戦の韓国・城南戦(7日・瑞穂陸上競技場)出場へ意欲を見せた。4日はグラウンドで本格的なランニングを再開。残された時間はあと3日しかないが、玉田は「間に合わせたい」とピッチに立つ決意だ。

 小雨が降りしきる中、玉田が黙々とグラウンドを駆けていた。左足首の関節炎で2月29日の練習から別メニュー。グラウンドに姿を現すことすらなかったが、城南戦へ向け、ギリギリのタイミングで復帰への光が見えた。

 「状態はよくなっている? そうですね。何とか(7日に)間に合わせたい。それしかありません」。痛みを吹っ切るように、玉田は語った。

 ACLには“借り”がある。昨季は春先に右足首をねんざした影響などで1次リーグは全6試合中4試合を欠場した。玉田不在の影響もあってグランパスは1次リーグ2位。アウェーでの戦いをしいられた決勝トーナメント1回戦で敗れた。

 玉田は「今年はすべてのタイトルを取りたい」と力を込める。日本代表としてワールドカップ(W杯)に出場。Jのタイトルも取った男にとって、残された数少ない勲章の1つが「アジア王者」の称号なのだ。

 対戦相手の城南はタマ際で激しいプレーをしてくる。故障を抱える玉田としてはやりにくいかもしれないが、「そんなことを言っていたら、サッカー選手はできない」。プロとして100%の力を出し尽くす覚悟はできている。

 ストイコビッチ監督は、同じく故障中のMF小川と玉田について、「2人とも水曜日(7日)には戻ってくると思う」と復帰を待ち望む。大事な初戦。果たして背番号「11」はピッチに立つことができるか。 (木村尚公)

 

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