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【プロ野球】

李大浩 球児打ち 5割8分8厘

2012年3月5日 紙面から

◆阪神3−0オリックス

 阪神はオープン戦4戦目で初勝利。藤川が4回から初登板し、2イニング1安打無失点。先発のメッセンジャーは直球に伸びがあり、野原将が長打2本と活躍を見せた。オリックスは先発入りを狙うフィガロが4イニング無失点と好投した。

    ◇

 オリックスの李大浩(イ・デホ)が阪神の守護神・藤川から左翼へ二塁打を放った。場面は4回1死無走者。最初の3球をファウルした後、真っすぐと変化球を見極め、フルカウントからの7球目。132キロの外角フォークを見事にとらえてみせた。

 「すごくいいピッチャーとは知っているけど、きょうはスピードを見たら100%ではなく軽く投げている印象だった。フォークは頭の中ではイメージしていたけど、きょうは落ちなかったので打てた」

 藤川とは08年の北京五輪、09年のWBCで3度顔を合わせていて結果は2つの四球と中飛。その経験を踏まえて、藤川が「抑える方法はある」と発言したことを試合後伝え聞くと「方法を知っていても、ヒットは出る。凡打にもなるけど、10回に3回打てば私が成功したことになるし、それぐらいは対応できる」と強気の言葉で返した。

 対外試合は9試合に出場し8試合連続で安打を放っている。結果は17打数10安打で打率は実に5割8分8厘。初回にメッセンジャーの151キロの内角膝元への真っすぐを見逃し、来日後初の三振を喫しても、韓国プロ野球で2度の三冠王に輝いた大物は、ただでは転ばなかった。 

  (中山隆志)

 

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