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【プロ野球】

打てない巨人 去年と同じ 開幕はAKB頼み

2012年3月5日 紙面から

◆西武4−0巨人

1回裏2死、空振り三振に倒れたボウカー=東京ドームで(北田美和子撮影)

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 貧打に泣いた昨季の悪夢がよみがえる。オープン戦ながら、巨人が2試合連続の無得点。2日間でわずかに9安打。しかも長打が1本もでない状況は、得点力不足に泣いた昨季とそっくり。大補強に成功して優勝候補にも挙げられるが、覇権奪回はそれほど甘くなさそうだ。

 2日続けて、西武投手陣にひねられた。原監督が「いろんな選択肢を見てみたい」とテストした新オーダーは不発。試合後は早くも、原監督が「相手の投手がいいというのはあるけれども、どんどん順応というか、対応していかなきゃいけない」と野手に猛省をうながした。

 特に気になるのがボウカーだ。先月のオープン戦3試合を含む実戦で27打数11安打の打率4割7厘、3本塁打と大暴れしたが、初見参の東京ドームでは2試合で6打数無安打、2三振。西武のローテ級先発陣とのガチンコ勝負に完敗した。

 内角を厳しく突かれ、外角の勝負球に踏み込めない。「変化球が多く、直球は見せ球という印象だった」と厳しい表情のボウカーとは対照的に、ネット裏でほくそ笑んだのはDeNAの斉藤スコアラーだ。「相手の攻め方に戸惑っている感じ。すごく参考になった」

 統一球元年の昨季は本塁打が前年の226本から108本、得点も711から471に激減。その反省も踏まえて村田やボウカーを獲得したものの、一発頼みの悪癖は抜け切れていない。開幕まで3週間。残された時間が十分かどうかはシーズンで証明されるが、このままの状態なら他球団が付け入るスキはありそうだ。 (井上学)

◆30日・東京Dで国歌斉唱

 巨人は4日、国民的アイドルグループのAKB48が東京ドームで行われる30日のヤクルトとの開幕戦で国歌斉唱を行うことを発表した。最後にリーグ制覇した2009年7月1日にメンバー12人が始球式して以来のコラボで、勝利の女神としての期待も膨らむ。

 球団関係者は選定理由について「昨年レコード大賞を受賞された日本を代表するグループであることや、09年から球団とはつながりがあることなどを踏まえて依頼した」と説明。現時点では主要メンバーが顔をそろえる予定という。

 AKB48の前田敦子は球団を通じ「開幕戦という大舞台。しかも国歌斉唱という大役に身が引き締まる思いです。憧れの東京ドームという場に恥じないよう、精いっぱい頑張ります」とコメントした。

 

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