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AIJ、社長と女性役員ら3人だけで虚偽運用

読売新聞 3月5日(月)15時20分配信

 「AIJ投資顧問」(東京都中央区)が企業の年金資産総額約2000億円を消失させた問題で、浅川和彦社長が証券取引等監視委員会に対し「社内では自分と女性役員、担当の男性社員の3人が運用の実態を把握していた」などと説明していることが分かった。

 同社には他に運用担当の役員がいたが、数年前から体調を崩し非常勤に退いていたという。同社の役員は総勢4人しかおらず、監視委では、少なくとも浅川社長ら3人を中心に虚偽運用を続けていたとみて調べている。

 関係者によると、虚偽運用について把握していた3人のうち、女性役員はAIJの総務部門を統括。2007年までの3年間にわたり、同社がコンサルティング契約を結んでいた旧社会保険庁のOB(74)が経営するコンサルタント会社の役員も兼ねていた。男性社員は、AIJで運用に関する経理書類の作成を担当。虚偽の運用資産残高などを記載した事業報告書や運用報告書の作成には、少なくともこの3人が中心的に関わっていたという。

最終更新:3月5日(月)15時20分

読売新聞

 

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