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高木竜、敗戦後全員でファンに“謝罪”…勝っても負けてもあいさつを

デイリースポーツ 3月5日(月)7時26分配信

 「オープン戦、中日0-2広島」(4日、ナゴド)

 敗戦直後のグラウンドに見慣れない光景が広がった。中日最後の打者・福田が二ゴロに倒れたのを見届けると、高木監督が声をあげた。「よし、いくぞ」。監督に促されベンチを出る竜ナイン。スタンドへ向けて首脳陣、選手が横一列に並ぶと、帽子を脱いで頭を下げた。

 球界ではあまり見かけない負け試合後の“公開ざんげ”。勝ち試合後に、ファンの声援に応えるためベンチを出ることはあっても、負け試合の後に、自ら進んで不満うずまくファンの前に歩み出るのは珍しいことだ。

 高木監督はその意図をこう明かした。「今日は(観客が)こんなに入ってもらったのに打てなくてすみませんということ。勝った時よりも負けた時にすみませんというのが本当だと思う」。本拠地初の日曜日に、オープン戦初の完封負け。3万2750人の期待を裏切ったことがふがいなかった。

 落合政権とは百八十度方針転換し「ファンと共に」を合言葉に船出した高木竜。沖縄春季キャンプでは連日のサイン会。2日の本拠地初戦の開門時には監督、コーチ、選手がファンを出迎えた。

 開幕後も「勝ったときはやって、負けた時にしないのはおかしい」と試合後のあいさつは続行する意向の指揮官。ベテラン山崎は「ああいうふうにしたくなきゃ勝つしかない」と気合を入れ直した。守道流のファンサービスがまた一つ加わった。

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最終更新:3月5日(月)10時37分

デイリースポーツ

 

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