VBScriptでテキストファイルを作成する方法について説明します。
テキストファイルを作成するには、ファイルシステムオブジェクト(FileSystemObject)のCreateTextFileメソッドを利用します。
テキストファイルへの出力方法は、以下の方法があります。
 1.CreateTextFileの戻り値であるTextStreamオブジェクトを利用する。
 2.OpenAsTextStreamの戻り値であるTextStreamオブジェクトを利用する。

以下、サンプル。
【1.CreateTextFileの戻り値であるTextStreamオブジェクトを利用する】

Dim FSO
Dim oLog

Set FSO = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Set oLog = FSO.CreateTextFile("C:\test.txt")
oLog.WriteLine("出力サンプル")
oLog.Close()
Set oLog = Nothing
Set FSO = Nothing


【2.OpenAsTextStreamの戻り値であるTextStreamオブジェクトを利用する】

Dim FSO
Dim oLog
Dim ts

Set FSO = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
FSO.CreateTextFile "C:\test.txt"
Set oLog = FSO.GetFile("C:\test.txt")
Set ts = oLog.OpenAsTextStream(2, -2)
ts.Write("出力サンプル")
ts.Close()
Set ts = Nothing
Set oLog = Nothing
Set FSO = Nothing


【補足事項】
・オブジェクトの解放を忘れずに行いましょう。
・OpenAsTextStreamの引数は、以下の通りです。
 第1引数 … モードを選択します。
  ・読取専用モード(1)、書込専用モード(2)、追記モード(8)が指定できます。
 第2引数 … エンコードを指定します。
  ・システムのデフォルト(-2)、Unicode(-1)、ASCII(0)が指定できます。
・VBScriptやWSH(Windows Script Host)のヘルプは、以下のサイトからダウンロードできます。
 Windows Script

《ヘルプのインストール手順》
 1.上記のサイトにアクセスします。
 2.「Windows Script 5.6 ドキュメント ダウンロード (exe 形式; 1.67 MB)」をクリックします。
  →ファイル(scd56jp.exe)のダウンロードが開始されます。
 3.ダウンロードしたファイル(scd56jp.exe)を実行します。
  →途中でインストール先を指定する必要があります。

インストール後、ヘルプファイルの参照ができるようになります。
[スタート]-[プログラム]-[Microsoft Windows Script]-[Windows_Script_V5.6_ドキュメント]を選択することで、ヘルプファイルを参照することができます。