太平洋を漂流する東日本大震災のがれきの一部、アメリカ西海岸に到達ではとの報告相次ぐ
フジテレビ系(FNN) 3月5日(月)13時17分配信
太平洋を漂流する東日本大震災の津波によるがれきの一部が、7,300km余り離れたアメリカ西海岸に、すでに到達したのではという報告が相次いでいる。ワシントン州北西の海岸で週末、地元住民が、海からの漂流物を持ち寄った。
最近、漁業用の浮きの数が急増していることや、日本語での記載が多く見られることが話題となっている。
発泡スチロールには、「特定フロンは使用していません」と書かれていて、断面は比較的新しかった。
住民は「1976年から、海岸の漂流物を収集してきて、それまで4つ拾った。ところが、ここ2カ月で15個も拾った」と話した。
しかし、気象当局の担当者は、津波によるものとは、まだ断定できないとしている。
米海洋大気庁漂流物担当者は「全ての漂流物が北太平洋で混ざるから、どれが津波によるものとは断定できない」と述べた。
地元住民は、環境や生態系への影響に懸念を示しているが、持ち主が判明する場合は、返却していきたいとしている。
最終更新:3月5日(月)13時47分